朝起きたら、北國新聞に載ってた。そして、Yahoo!ニュースのトップにも出てた。
朝起きたら、今まで見たことがないぐらいの着信の通知があった。
「何事か?」と思って確認したら、このサイトで発信している「宿題チェックバーコードシステム」が、北國新聞(地元の新聞)に載ってるというメッセージが、あちこちから届いていたんです。
1か月ほど前には取材があって、「ボツになるかもしれない」と言われていたので、校長とも「あの記事はボツになったのかもしれんね」と話をしていたんです。
だから、それが記事になっていたことにビックリしました。
そして、さらにビックリしたのが、北國新聞が届けられていないはずの県外の先生からも「Yahoo!ニュースのトップ記事に出てきてた!」という連絡が届いたんです。
学校に着いて、子どもたちに話を聞くと、「新聞に載ってたね!」「Yahoo!ニュースに出てる!ってお母さんが言ってたよ!」と、想像以上の反響。
親せきや住んでいる町の人たちからも、お祝いのメッセージが届いていました。
そして、ここで感じたのが、「新聞やメディアの持つ力の大きさ」ということでした。
記事の目次
朝起きたら、こんなことが……という驚き
その日の朝は、本当に慌ただしかった。
スマホを見たら、LINE、メール、DM……
朝起きてから数時間で、今まで見たことがないくらいの通知があったんです。
「何事か?」と思って、その内容を確認したら、
「北國新聞に載ってるよ!」というお知らせでした。
📰その時に届いていたメッセージ(例)
・新聞記事の写真を撮って、送ってくださる方
・「めっちゃ大きく載ってたね!」というLINEの連絡
・県外の先生からの「Yahoo!ニュースのトップに出てたよ!」という知らせ
・親せきからの「新聞で見たよ!」というお祝い(?)のメッセージ
特に印象的だったのが、学校に着いた時の子どもたちの反応です。
図書館に置いてある新聞を見に行った子が「先生、今見てきたよ!めっちゃ大きく載ってたね!」と話しかけてくれたり、親から聞いてきた子が「お母さんがYahoo!ニュースで見たって言ってた」と教えてくれたり。
新聞を知らなかった子も、その話を聞いて「何ですか?」と興味を持ってくれる。
その日一日を通じて、感じたのが、
「メディアの持つ力の大きさ」ということでした。
「宿題チェックバーコードシステム」を作った、2つの目的
このシステムを作ったのは、実は、2つの明確な目的があったんです。
目的①:「子どもが子どもを管理することをしなくてもいいように」
学校現場では、毎日「宿題チェック」という作業が行われます。
通常は、クラスの誰かが「宿題チェック係」になって、友達の宿題を確認させる……という場面が、多くの学校で見られます。
でも、ここに気がついたんです。
「友達の宿題の有無を確認させる」という行為は、実は『子どもが子どもを管理する』ことになっていないかということです。
「配達係」とか「黒板係」などと一緒の係であるにも関わらず、
「宿題チェック係」というだけで、「管理する側」になる。
「管理する側」と「管理される側」に分かれてしまう状況、良くないなと感じていました。
だから、「その手間をICTを使って、システムで自動化してしまえば、子どもたち同士で『管理し合う関係』にならなくてもいいのではないか」と考えたんです。
目的②:「学級事務を時短化して、子どもと関わる時間や授業準備に使う時間を確保するため」
もう一つの目的が、これです。
現場の先生たちの多忙化は、本当に深刻です。
朝の準備、授業、放課後の対応……
その中で、「宿題チェック」という細かい事務作業も、毎日のように発生します。
しかも、この「宿題チェック」に関しては、
子供達が来てから帰るまでに完了しなくてはいけないタスク。
その「細かい事務作業」を自動化できれば、
その分の時間を「子どもたちとの関わる時間」や「授業準備」に充てることができるのではないかと思ったんです。
つまり、この2つの目的は、結局のところ、
「子どもたちがより良い学校生活を送るためには、先生たちにゆとりが必要だ」という思いから生まれたんです。

「子どもが子どもを管理する」という、実は大きな課題
ここで、ちょっと立ち止まって考えてみたいんです。
「宿題チェック係」という係を多くのクラスで導入されているのか。
それは、おそらく教員がするとなると、これはこれで事務作業が多すぎて忙殺されてしまう…
これを開発する前の自分もこんな感じでした。
でも、ここに「違和感」がないでしょうか。
「友達の宿題をチェックする」という行為を通じて「友達を管理する」という経験をさせてしまっていないかという疑問です。
だから、このシステムを作ったのは、「その『違和感』を取り除きたい」という思いからなんです。
「子どもたちは、互いを『管理する側』『管理される側』という関係ではなく、「同じクラスの仲間』として関わってほしい」という願いです。
教師の多忙化と、「子どもとの関わる時間」
もう一つ、考えてみたいことがあります。
現在、日本の教師の多忙化は、社会的な課題になっています。
長時間労働、持ち帰り仕事、土日の部活動……など、教師たちの業務は増え続けています。
その中で、失われていくのが何か。
「子どもたちとゆっくり関わる時間」です。
本来、教師は「子どもたちの成長をサポートすること」が、最大の役割だと思っています。
でも、その時間が失われてしまっていないか。
事務作業に追われて、授業準備に時間がなくなって、
子どもたちとの関わる時間が、二の次になってしまっていないか。
⚠️現場の実感
「宿題チェック」という小さな作業は、1人分あたり数分に過ぎません。
でも、それが毎日、約30人分✖️宿題の種類。
毎日のように発生して、積み重なると、かなりの時間になります。
その時間が、もし「子どもたちとの個別の関わり」「授業準備」に充てられたら、どれだけ学校現場は変わるだろうか。
そういう思いで、このシステムを作ったんです。
メディアに取り上げられたことの意味
今回、北國新聞とYahoo!ニュースに取り上げられたことで、思ったのが……
「小さな工夫」が「大きな社会課題」に向き合う可能性
メディアに取り上げられたことで、感じたのが……
「一人の教師の『小さな工夫』が、社会全体の課題解決に向かう可能性がある」ということです。
自分が作ったシステムは、決して「革新的な大発明」というわけではないと思っています。
単なる「バーコードシステム」です。
でも、それが「子どもたちの関わる時間を守る」「教師の多忙化を少しでも緩和する」という、
社会的な課題に向き合うことができた。
その時に、メディアが「これは、発信する価値がある」と判断してくれて、多くの人に届いた。
そして、それが「他の学校の先生たちにも使われるようになった」……という流れなんだと思うんです。
✨ここが大事なポイント
「社会を変える」というのは、何も「大きな動き」だけではなくて、現場の先生たちが「小さな工夫」を積み重ねることから始まるんだと思います。
そして、その「小さな工夫」がメディアを通じて広がることで、一気に「社会全体の動き」へと変わっていく可能性があるんです。
あなたも「子どもたちの時間を取り戻す」工夫ができます
ここからが、実は一番大事なメッセージなんですが。
今回、このシステムを北國新聞とYahoo!ニュースで紹介していただいたのは、とても嬉しいことです。
でも、ここからが本当のスタートだと思っています。
「知ってもらった」だけではなく、
「実際に使ってもらって、子どもたちの時間が取り戻される」ことが、
本当の価値だと思っているからです。
なぜ、このシステムを「無料公開」しているのか
実は、このシステムを作った時点で、「無料で公開しよう」と決めていたんです。
理由は、シンプルです。
「現在、教師の多忙化が問題視されている中で、自分の作ったものでちょっとでもその改善に役に立てられたらという思い」からです。
もし、「有料化」していたら、多くの先生たちが「ちょっと試してみようか」という気軽さを失っていたかもしれません。
でも、「無料」だからこそ、多くの先生たちが「あ、試してみようかな」という感じで、使ってくださっているんだと思うんです。
そして、その中で「あ、これいいな」と感じていただいて、自分の学校でも導入してくださる。
その結果、「子どもたちが『管理される側』にならずにすむ」「先生たちの時間が少しでも増える」という状況が、全国に広がっていく……それが、自分の願いなんです。
Excel版とスプレッドシート版、どちらでもOK
このシステムは、2つのバージョンで公開しています。
Excel版とスプレッドシート版です。
「学校はExcelを使ってるから」という学校もあれば、「Googleのツール環境だから」という学校もあると思います。
だから、どちらでも選べるようにしています。
「自分の学校に合わせて、どちらでもお使いください」という感じです。
📥ダウンロード・参考はこちら
Excel版(最新版)
https://shakainomado.blog.jp/archives/42060151.html
スプレッドシート版(最新版)
https://shakainomado.blog.jp/archives/41469434.html
最後に:朝の驚きから、気づいたこと
朝起きて、スマホを見た時の驚きから始まった今日。
新聞に載った、Yahoo!ニュースに出た、子どもたちからも反応があった……という流れの中で、気がついたことがあります。
「小さな工夫が、メディアを通じて、社会全体に広がる可能性がある」ということです。
そして、もっと大事なのが、「その工夫が、実際に『子どもたちの時間を取り戻す』『先生たちのゆとりを生み出す』につながる可能性がある」ということです。
もし、この記事を読んでいる先生で「あ、これ、うちの学校で使ってみようかな」と思っていただけたら……
そして、その結果として「子どもたちの関わる時間が増える」「先生たちのゆとりが生まれる」という状況が、全国のあちこちで起きていったら……
その時に、本当の「教育現場の改善」が始まるんだと思っています。
🌟朝の驚きが教えてくれたこと
メディアの力はすごい。
でも、それ以上に、「現場の先生たちが『小さな工夫』を積み重ねること」の力が、すごいんだ。
その「小さな工夫」が、メディアを通じて、社会全体に広がっていく。
そして、それが「子どもたちのより良い学校生活」に直結していく。
その流れが、本当の「教育改革」なんだと思います。
ぜひ、興味があれば、試してみてください。
そして、「こんな工夫もあるよ」という改善案があれば、教えていただきたいです。
一緒に、子どもたちの「より良い学校生活」を作っていきましょう。

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