シーズン6の二回目。富山の福田先生に発信していただいた「AARサイクル」。
めちゃくちゃ面白かった!!!!!
参加者も、オンライン限定では最多(?)の47名!
着実に盛り上がってる「しゃべり場ミライシード」です♪
ただ、申し込みをして頂いた方にお送りしていた案内メールに記載していたZoomのURLが、なぜか「無効」となってしまって参加できなかった方が複数名いらっしゃったようです…💦
本当に申し訳ありませんでした。
そんな先生方のためにも今回は、自分の学びをいつもよりもちょっと詳細めに書こうと思います。
さて、今回の学びも大きかった!!!
前回の「マイプラン学習」同様、福田さんの実践の凄さの1つは
【全校を挙げてやっている】ということ。
自由進度学習のマイプランにしろ、AARサイクルにしろ、
目的は「自己調整力」を子ども達に身に着けさせるということ。
「教科内容」がわかるように…だけでなく、「学び方」を身に着けられるようにするためには、やっぱり学校全体を挙げて、教員も子どもも同じベクトルで、みんなで進んでいくということが大切なんやな~ってことを感じました。
福田さんの「学校は、子どもの“未来の幸せ“を作るところ」という言葉がめちゃくちゃ印象的でした。
そして、「AARサイクル」と似ているのが「PDCAサイクル」。
PDCAサイクルにあって、AARサイクルにないのが、「Plan」の部分。
「Plan」でしっかり計画を立てて、実行して修正していこう。
これが「PDCAサイクル」。これはこれの良さはあります。
でも、変化が激しい世の中を生き抜いていくためには、
「P」で立ち止まっていては、その変化に追いつけない時代になってきたんですよね。
そこで生まれたのが「AARサイクル」だということを紹介してもらいました。
AARサイクルの授業って、一言でいえば、
「学習計画」を班ごとに、子ども達自身に作らせて進めていくという学習スタイルでした。。
このAARサイクルでは、
まず『A:試行』という形で「やってみる」。
動いていく中で修正・改善していく。だから、生産性を上げることができる。
これを聞いたときに、なるほどね~って思ったんです。
そして、福田さんの発信の後の、
色々な方の質問とそれに対する福田さんの回答を聞いていく中で、
この「AARサイクル」は、
1文字目の「A」の中の『試行』、「まずやってみる」というフェーズがとても重要な意味をもっているということがわかってきました。
福田さんが実践しているのは理科だったのですが、
単元の入り口で、みんなで<<単元を通す学習問題>>を作り、
その解決に向けて、とりあえず色々実験をやってみる。
何事も、「やってみないとわからない」部分ってありますよね。
「やってみる」から見通しが持てる。見通しを持つことができるから自分で進んでいくことができる。
やってみた結果、「多分、これが関係してるんじゃないかな?」がわかってきて、それをみんなで共有して、【解決のための視点】にする。
例えば、「水のはたらき」の単元だと、
「【坂の傾斜】が関係していそうだ」とか「【水の量】が関係していそうだ」などです。
共通の<<学習問題>>、そして共通の【解決のための視点】で学習計画を立てるから、
子ども達に任せても、そこまでブレない。
こういう学習スタイルなんやな~って思いました。
ただ、最後に大学教授の林先生もおっしゃっていましたが、
この「AARサイクル」は、めちゃくちゃ緻密に教師が授業設計をしておかないと、
子どもも先生もわからなくなる。
そして、色々な人を巻き込みながら、低学年から徐々にステップアップさせていくからこそ”自立した“学習ができるようになる。
こういうことが大切なんだなということもわかりました。
だからこそ、
明日の授業から自分のクラスでやってみる!というのは、正直難しいと感じました。
でも、このAARサイクルって、“自分自身の生き方”に生かせるな~って思ったんです。
“授業改善”にしても、“業務改善”にしても、仕事以外のことでも、何にしても…
「考えてばっかり」では、結局何も得ない。
まず何でもやってみる。
やってみて、その都度考えて、修正を重ねながら改善していく。
これが、結局「成長の近道」なんやなってこと。
自分自身、「“一斉授業”でない、“新たな”協働学習」に挑戦している最中ではありますが、
やっぱり、これからもいろんなことを「やってみよう」。
そう思えた、素敵な回になりました。
発信して下さった福田さん、そして参加してくださった皆さん。
本当にありがとうございました。
また、次回は、われらが「浅見さん」の回です!
次回も激アツの回になること間違いなし!!!
次回は3月25日。金沢市の小学校の終業式の次の日、春休み初日です!
みなさんのご参加、お待ちしています♪
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