「係決め(係替え)」ってどのようにしていますか?





よくあるというか、オーソドックスなのは、
黒板に必要な係を箇条書きにしてリストアップして、
人数を決めて、ネームなどで貼って決めていくというスタイルかなと思います。







私も以前まではそのような形をとっていたのですが、
この欠点が、なんか事務的な作業になってしまって、面白くないな~と思っていたんです。



もっと生産性のある…というか、次につながる形でありながら、
教師自身がちょっとでも楽できる形はないかな~?なんて考えていて、
思いついたのが「求人票方式」です!!






自分は学期ごとに係を変えているのですが、
1学期の係決め(一番最初の係決め)に関しては、今でも従来通りのやり方をしていますが、(これも、もっと面白い方法はないかな?と考えているところです)

2学期以降の係”替え”の際は、この「求人票方式」で実施しています。











「求人票方式」の1時間の流れは以下の7つのステップです。


①係ごとに集まらせて、全員集まったところから、「求人票」を取りに来させます。
スライド1
※文言などの手直しをしたい場合はコチラのパワポ版をダウンロードください。




②求人票に記入できたら黒板に貼りに来させます。
  記入例としては以下の通りです。
スライド2
※人数に関しては、実際この係をやってみたけど「この係は要らない」と思えば、0人と書いて潰してしまってもいいということを伝えておきます。






③黒板にすべての係からの求人票が出そろったところで、「これ以外にこんな係があったら良いな」というものはありますか?と聞き、新しい係のアイデアを募集します。(なければパスでOKです)



④人数を合計して人数調整をします。



⑤その後、黒板に貼りだされた求人票の下に、ネームプレートを貼らせていきます。



⑥定員が埋まって決まった係から、その求人票と係ポスターをもっていかせて、係ポスターを作らせます。


 ※係のポスターを作らせるときについての注意点はこちらの記事をご覧ください。
 





⑦完成したポスターは「先生のところ」ではなく、「掲示係」に提出させます。
 そして、みんなに聞こえるように掲示係になった子たちに「掲示係の仕事は”ただ単に渡されたものを掲示すること”じゃないよね?」と声をかけます。要は、掲示係を例に自分の係の目的や役割をよく考えなさいと伝えます。
(掲示係の役割は「全員分の掲示物を責任もって掲示すること」。だから、「出していない人には自分たちで声をかけて回収すること」も役割の一つということを自覚させます。)

 だから、チャイムが鳴った時点で全部の係が提出し終わっていようとなかろうと、挨拶して切り上げます。
 (こうすることで、掲示係を例に、他の係の仕事になった自分達も色々自分たちでやらなくてはいけないんだ!という責任感を持たせてスタートさせます)

詳しくは先ほど紹介したこちらの記事をご覧ください。


 ※係のポスターを作らせるときについての注意点はこちらの記事をご覧ください。
 











この「求人票方式」をすることで何が良いのか。


①その係ごとに適正な人数配分になるから、それぞれが適正な仕事量に調整される。
   (不要な係や生産性の低い係は自然淘汰される)
②子どもたちが自分の働きについて振り返ることができる。
③求人票を回収しておけば、教師としても評価の参考資料になる。
次の係の人への引継ぎが自然とできる。
⑤教師の介入が必要最低限で済む












最後まで見ていただいてありがとうございました。
みなさんにとって、少しでもお役に立てたり、新たなアイデアの源になれればと思います。



また、よろしくお願いします^^