※改訂版をアップしました。2020/08/12
令和2年度(2020)ver.
5年「水産業のさかんな地域~日本と世界を比べることでわかることとは~」
(指導案・発問・ワークシート)
http://shakainomado.blog.jp/archives/32929131.html
1.
・[世界三大漁場]を提示
<日本の周りの海はどうして良い漁場だといわれるのかな?>
・予想
・調べる
寒流と暖流がぶつかる⇒プランクトンが多い⇒魚の種類が多い
大陸棚⇒海藻がよく育つ⇒魚があつまる
・検証
[お魚マップ]を配布
おぉ!いっぱいや!!
2.
・[お魚マップ]の東北地方を見て、獲れる場所の岸からの距離に着目して、魚によって取れる場所が違うということを理解させる。
<沖合漁業と遠洋漁業ってどんな漁業かな?>
・調べる(船の数・船の大きさ・日程)
沖合 遠洋
船団を組んで行う 単独
普通の漁船(10t以上) 大型の漁船(100t~400t)
数日がかり 長期間(カツオ漁:30~60日)
・漁の方法に着目させる。
・沖合漁業での魚の取り方は[まきあみ漁業]。
遠洋漁業では[一本釣り]。
どちらの方が一度にたくさん魚が取れると思う?
→ [まきあみ漁業]
補足1200mの網を使っていて、一度に1億円以上の水揚げをすることもある。
●[一本釣り]って何がいいの?巻き網にした方が良くないか!?(検証はp99漁師さんの話)
すぐに冷凍できて、新鮮さが保てて刺身に向く(1匹あたりの価値が高い)
・魚が船に乗ったら、次はどこに行くんだろう?(次時へのつなぎ)
漁港(沖合がさかんな漁港:長崎漁港 遠洋がさかんな漁港:焼津港)
3.
・港の土地はかなり広大だ
・人工的に作られた地面だ
・水揚げされた魚がどのように店に陳列されるのかということを紹介
① 水揚げ② 仕分け ③せり(卸売) ④仲卸売 ⑤トラックに積み込み ⑥店
<漁港にはどのような工夫があるのかな?>
考える
魚の流れが外側から内側へと一方通行になっている⇒効率的
出ない場合 |
冷凍庫や冷蔵庫がある⇒鮮度
仲卸売の施設を囲むように駐車場がある⇒トラックがたくさん待機できる
・水揚げしているところはどこ?:複数個所あることを確認
・せりをしているところはどこ?:複数個所あり水揚げ場とセットだということを確認
●自分が漁師なら、何を工夫すると儲かるだろう?
検証:[長崎でまき網漁をしている漁師さんのお話]
・高値を期待できる卸売施設を利用する
4.
・[かつおが回遊する範囲]を提示して、自分がかつお漁師なら、どこにとりに行く?
→季節によって場所を変える
・例えば、7~9月に東北沖合でとった場合、どこらへんの港に向かう?[主な漁港]を提示
・1~12月にインドネシア付近でとった場合は?
・実際の漁師はどうしているのか、見てみよう!
・何か感じたり、疑問に思ったことは?
・なんでほとんどのカツオ漁船が焼津港に行ってるんだろう?
<どうしてほとんどのカツオ漁船は焼津漁港で水揚げするのかな?>
予想する
・何かいいことがあるはずだ!
検証:地図帳
東京や大阪、名古屋など大消費地に近い
本州の中ほどに位置しているため、どこに輸送するにしても都合が良い
⇒立地条件に恵まれていた。
冷凍保存できる大きな倉庫がある
水産加工団地がある
●大消費地が近かったり、水産加工団地があることは、漁師にとってどんないいことがあるの?
=たくさん買いたい人が居る→高く売れる可能性がある
売れ残りが出にくい
5.
<魚の取れ高が1985年を境に減ってきたのはどうしてだろう?>
予想する
調べる
・排他的経済水域(200海里水域)
・食文化の変化で、魚の消費量自体が減った。
・外国船の密漁問題
●ここに、「沖合、遠洋、沿岸漁業のそれぞれの取れ高のグラフがある。排他的経済水域の制定が原因だとすると、どの漁業が1985年を境に減ると思う?→遠洋
・検証する
6.
<養殖漁業と栽培漁業の違いは?>
・予想
・検証
※それぞれのメリット・デメリットを確認する
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