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いよいよ担当学年が発表されて、

自分が担任する学年やクラスが決まりました!

 

 

今年一年が楽しみになってきました♪

 

 

 

 

ところで、みなさんは学級開きのとき、黒板どんなことを書きますか?

そして、どんな話をしますか?

 

 

 

今回は、この「どんな話をするのか」ということについて紹介していこうと思います。

※学級開きのときの板書については、後日記事にしますね。

 

 

 

4月最初の先生と出会ったときに、先生が最初に何を話すかというのは、本当に大事だと思っています。
意外と子どもたちって、このときの話を覚えていてくれてたりするんですよね。

 

 

私は、初日の学級担任の最大の任務

『子どもたちにワクワク感をもたせること』だと思っています。

 

 

でも、この「ワクワク感をもたせる」というのがクセ者で、色々な“ワクワク感”が存在するんですよね。

たとえば、先生の特技などいろいろなパフォーマンスをして「この先生、面白そう!♪」って思わせるようにする学級開きとか、
「こんなことは好きだよ!でも、こんなことは苦手なんだ。」というような、先生の自己開示をする
ことで、「新しい先生ってこんな先生なんだ~」って思わせるような学級開きとか、
本当に色々あるな~と思うんです。


 

それこそ、色々な方向性の“ワクワク感”ですよね。

 






 

もちろん、色々な方向性があるからこそ、

実際問題、「これが正解!」というものは存在しないと思うので、

「これが正解!」とか、「これは違う!」というつもりはありませんが、


私の場合は、”担任の先生”にスポットライトが当たるような学級開きはしません。

やっぱり主役は子供たち!というか、自分たちでなくちゃ!なんて思ってるからなんです。




 

 

 

 

私の場合の初日の最初の話では、

これからどんな力を付ける必要があるのか」というベクトルを共有することを大事にしています。

 






え!?「これでは“ワクワク感”がないでしょ!」ですって!?

 





そうですよね。

「今年一年、こんなことやるよ~。そして、こんな力が必要だからね~。」なんて話し方をすれば、

「うげっ…」って子どもたちのテンションだだ下がりですよね。()

 

 


もちろん、そんな話し方はしません。









大事
なのは、「俺にもできるかも!!」「頑張ってみよう!!」って思えるように
話をすることなんかな~って思ってるんです!

 




 

具体的には、自分はこんな感じで話しています。

私たちが子供のころは、

”知識が豊富な人”や”計算が速い人”が良いとされていました。

いわゆる”勉強ができる人”ですよね。

 

でも、それはAIというものがなかったからなんですよね。

純粋に、就職するときにライバルになるのは同年代の人間だけだったわけです。

   

でも、みんなが大人になるころにはAIも今以上に発達していて、

みんなにとってのライバルは、

同年代の人間だけでなく、AIもライバルになってくるわけです。

   

つまり、「AIにも負けない自分になる」必要があるんですよね。

  

でも、AIはコンピューターです。

人間が”計算速度”や、純粋な”知識量”では勝てるわけがないんです。

 

  

では、どんな力をこれからつけていく必要があるのか。

  

それは、クリエイティブなアイデアを生み出す力です。

つまり、今までになかったアイデアを生み出す力です。

   

 

でも、「今までになかったアイデアを出してみよう!」なんて言われても困りますよね。

それは、みんなが大人になった時に生み出せるようになっていたら良いんです。

 

だから、今はできる必要はありません。

   

 

じゃあ、今は何をすべきなのか。

それは、「“クリエイティブさ“を生み出すためのスキル」を身に着けるんです。

つまり、「クリティカルシンキング(Crytical thinking)」のクセを身につけることです。

 

  

もっとわかりやすく言えば、

 

人の話を聞く場面で

「納得できないところはないかな?」

「オカシイところはないかな?」

「もっと良くすることはできないかな?」など…

つまり、色々な「?」を念頭に置きながら人の話を聞く力を身に着けるんです。

   

でも、聞いているだけではだめ。

これからは、何かひっかかったことがあれば

「質問」や「反論」っていう形でどんどん外に出していこう!

だから、先生は特に授業中、この「質問」や「反論」をとても大切にしていきます。

  

 

 

これから1年間、よろしくお願いします。

 

 

※上記の詳細はコチラの記事をご覧ください。

  

 

 

 

つまり、

子どもたちが「俺にもできるかも!!」「頑張ってみよう!!」って思えるようにするためには、

担任がみんなに「どんな子に育ってほしいのか」というゴールの姿のイメージを共有することと、



それだけでなく、そのための「方法」を明示すること。



そして、「それを担任は全力でバックアップするよ!」ということ。



この3つのポイントを伝えることが大切かなと思います。

特に3つ目の「全力でバックアップするよ!」というところをしっかり伝えることが大切なのかな~?って最近は思っています。

 

 

 


 

 

そのためには、学級開きまでに、「どんな子になってほしいか」ということ、
そのためには「どうすればいいのか」ということを、
学級担任はよく考えておかなくてはいけないのかな?と思っています。

 



 

 

逆に、

私が学級開きの時に言わないように心がけているのが、

意外とたくさんの先生が言ってしまっている

「こんなクラスにしたい」ということです。


 

というのも、教員の仕事は「良いクラスを作ること」じゃないですよね。

クラスづくりは
あくまでも“手段”であって、“目的”ではありません。

 


教師の仕事の“目的”はあくまでも「子どもたちの成長」

 

 

 

もし、最初に先生が子どもたちに「こんなクラスにしたい」とか教師が言ってしまうと、

「良いクラス経営」が”目的“のように聞こえちゃいますよね。

 

 
だから、言わないようにしているんです。



 

 

 

 

こんな感じで、私の学級開きについて紹介してきましたが、みなさんの参考になりましたでしょうか?

 

 

 

みなさんの学級開きが素敵な学級開きになることを祈っています^^

 

私も、頑張ります♪

 

 

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