
明日からいよいよ新年度。
担当クラスがわかると同時に、公務分掌も確定して、
中堅教員は年度初めに色々な提案書類を作り始めますよね。
でも、この校務分掌っていうのがクセ者で、
年齢や経歴を重ねるごとに、
校務分掌ってどんどん増えていきますよね。
そうなると、当然増えてくるのが、
終礼(週2回程度の職員室での簡単な打ち合わせ)のための資料など、職員会議の議件のような“ちゃんとした”提案だけでなく、
ちょっとした“提案資料”や“打ち合わせ資料”作ることが増えていきますよね。
私も色々作っているのですが、
私が作った資料は、たとえその資料の中に「たのけん」という名前を入れていなくても、
「たのさんが作った資料やって、すぐわかるわ!」とよく言ってもらえます。
(もちろん、”いい意味”で言ってくださっている…と思ってます(笑))
それは、資料を作るときに他の人があんまりしていない、
ちょっとした工夫をしているからだと思います。
私の資料作りをするときに、2つのことを意識して作っています。
1つ目は「わかりやすさ」 で、
2つ目は「埋もれにくさ」 です。
まずは、「わかりやすさ」について。
多くの先生たちが作る資料って、フォントが明朝なら明朝。ゴシックならゴシック。と“統一感のある資料”をよく見ますよね。
フォントを揃えると、見た目が美しく感じるので、洗練された資料っぽく見えます。
でも、あれって、何が大切なのか、何を確認したいのかがはっきりしない場合が多いなと感じます。
つまり、読んだ先生の意識によって、大切だと判断するところが微妙にずれていたりするわけです。
実際、私の学校は職員40人弱の大きな学校なのですが、
大きな学校になればなるほど、
「せっかく丁寧に提案して、直前終礼で説明までしたのに、足並みが揃わない…」という結果になりがちなんですよね。
では、どうすればいいのか。
色々な提案文書を作りながら、「みんなが揃うかどうか」をチェックしながら改良していって行きついたのが、
フォントを使い分けるということでした。
私が作る資料はこんな感じです。
これだと、「どこを揃えるのか」ということが一目瞭然ですよね。
全部を細かく読まなくても、
大事なところというか、揃えたいところ/確認したいところが、
“なんとなくわかってしまう”。
これが「資料」を作る上で大切な「わかりやすさ」だと思って資料を作っています。
みなさんも、“真面目な”資料から一歩外れた資料を作ってみてください^^
「こんなに簡単に足並みを揃えることができるんだ!」って感じると思いますよ^^
そして、2つ目の「埋もれないようにすること」とはどういうことか。
職員室の机上には、1日経つと、それこそ色々な資料が置かれていきますよね。
でも、実際はその置かれた資料の中で本当に必要なものと、ただのお知らせと、何ならこれ要る!?と思うような資料もあったりしますよね。(笑)
それって、他の人にとっても同じだと思うんです。
だからこそ、資料をパッと見て、「これは大事だ!」と思ってもらう必要があるんですよね。
そこで、私は何をしているのかというと、
「アイコン」を使っています。
例えば、職員会議で運動会の提案をしたときの資料には、こんな感じのアイコンを出して提案します。
そうすると、「運動会=リンカーン」という認識をしてもらえるようになります。
こうなったら、後は終礼資料などを作るときに、
「リンカーン」のアイコンを入れておくと、一目で「運動会の資料だ!」=「大事な資料だ!」と認識してもらえるようになります。
先ほど紹介した終礼資料にも同一のアイコンを入れることで、
「これは6年生を送る会の資料だ!」と、先生たちに一目で気付いてもらいやすくしています。
以上の2つの工夫は、
正直、どちらも小さい工夫かもしれませんが、
”共通認識・共通実践”をしてもらうための資料作りとして
思っているよりも大きな効果を得ることができますよ!
みなさんも、来年度、騙されたと思って、やってみてください^^
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