サムネイル


1.スライド1(小さい)

 ・これから学習していくのは「日本の自然」について。

 ・特に「森林」について。[天然林1]を提示

 

 ・「森林」と一言で言っても、大きく分けて2種類ある。

 ・[天然林][人工林]の画像をいくつか出す。

 ・2つのグループに仲間わけをしよう!(オクリンク)

    ※仲間わけした理由(グループのそれぞれの特徴)も添えさせると尚良いと思います。

オクリンク画面

 ・「天然林」と「人工林」を教える。

スライド2

   天然林と人工林を全てひっくるめて「森林」と呼んでいるということを確認する。

 
<日本の「森林」の面積は増えているのかな?減っているのかな?>

 日本の森林の面積は増えていると思う?減っていると思う?

  ・予想

    増えている

     天然林が壊された分、人工林で補ってるから増えている。

     日本は木が多いから、減っている感覚はないから。

    減っている

     自然破壊とかよく聞くから。

     どんどん道が作られているから。

  ・検証 ([森林面積推移]を提示して、その資料から何がわかるか読み取らせる)

スライド6

     天然林も人工林もほとんど変わっていない。つまり、日本の森林面積は変わっていないことがわかる。

 

 ≪日本の森林面積はどうしてずっと変わっていないのだろう?≫

 ・自分なりの予想をノートに書いておく(学習前の自分の実態の記録)

 ・時間があれば交流

 

 

 

2.スライド1(小さい)

 ・振り返り

   森林には「天然林」と「人工林」があり、森林はずっと変わっていないということがわかった。

 ・今回は「天然林」について学習していこう。[白神山地]を提示

 ・1982年「青秋林道計画」が始動。

 ・[青秋林道計画 計画内容]提示して、森林を壊そうという動きがあったということを紹介。

 ・でも、1987年にストップ1989年に中止が決定

(総工費30億円弱の28.1km中9kmほど作ったところで終了した。)

スライド4

 <どうして白神山地の林道計画が中止になったの?>

 ・予想(「人間の都合で難しかった」「自然の都合で難しかった」「やろうと思えばできるけど…」で分類整理)

   「人間の都合で難しかった」

     お金の問題

     技術力の問題

     人数・年齢の問題 など

   「自然の都合で難しかった」

     大きな地震が起こった

     土砂崩れが起こった など

   「やろうと思えばできたけど、あえてやらなかった」

   森林を守ろうという動きがあるのではないかな。

   白“神”山地だから神様の関係があったのでは?   など

※「世界遺産だから」という意見が出てきたときは、今回はあくまでも一般的な“森林”の学習なので、「よく知っているね!」と評価した上で、「登録されたのは1993年だから、このときはまだ「世界遺産」じゃなくてあくまでも普通の森林だったんだ。」と軌道修正してください。

 ・検証

   森林があると、地下水が守れる。

   養分を含んだ水をゆっくり流せるので、魚たちにとって良い。

   たくさんの生き物にとって、すみかや食べ物を得られる場所だから。

     ⇒ 「自然を守るために作るのを中断した」んだな。

 ・天然林の白神山地が大事にされていて減少していないということはわかった。では、白山などの石川県の森林面積はどうなっていると思う?

   [石川県の森林面積推移]を提示

スライド7

 白神山地以外の森林も、減っていないのはなぜ?

   他の森林も地元の人から大切にされているからだ。

     全国的に天然林を守ろうという人の動きがあるから、天然林は減らない。

 

 

3.スライド1(小さい)

・前回は「天然林」。今回は「人工林」について学習していこう!

・人工林の木って、主にどんなものに使われていると思う?

   建築!!

[木造建築件数の推移]を提示してわかることを交流
スライド1

  木造建築が増えている

  だけど、人工林は…?

[日本の森林面積推移]を提示

スライド6

減っていない!!!

<木造住宅が増えているのに、人工林が減らないのはどうしてなのか?>

 ・予想

   切ったらその分植えるからではないか。

   輸入木材を使っているのでは?

 

 ・検証(教科書+資料集+[○国内の木材加工工場における国産木材と輸入木材の割合]

   輸入量が増えていない(むしろ減っている)ことから、輸入木材を使っている訳ではない。

   森を手入れしながら木を植えて、森林資源を守るようにしている。

   林業に関わる人達が丁寧に木を育ててくれている。

 

 

 

4.スライド1(小さい)

ふりかえり

   森を手入れしながら木を植えて、森林資源を守るようにしている。

   林業に関わる人達が丁寧に木を育ててくれている。

 

・これまでの学習で、森林が「減らない」理由について学習してきたよね。

・今回の大課題は≪天然林と人工林の面積はどうして変わらないのだろう?≫だったが、「変わらない」とは、「減らない」という意味だけなのかな?

いや、「増えない」という意味もある!

<日本の森林面積が増えない理由は?>

 ・予想

   お金がかかるのでは?

   管理する人(林業従事者)がいないのでは?

 

 ・検証(教科書+資料集+[植樹費用]

   林業従事者が少なくなっているから

   林業従事者が減少しているので、管理する人がいないため、増やしても管理できなくなる。

   森林を作るにしても、土地代がかなりかかってしまうため、新たに森林を作るというのが難しい。

   お金がかなりかかるため、増やすのは大変。

  今ある森林を守ることが大切なんだな!

 

 

 

5.スライド1(小さい)

(5時間目は取ってつけたような建付けですが、森林の役割を学習する必要があると思ったので、半ば強引に入れました。)

・人工林って美しいよね!

   ⇒人工林の写真を3枚順番に提示。

スライド1
スライド2
スライド3

※その際、「これで家何件建つんだろうね?」などと雑談のようにささやいて、“木の多さ”に着目させてください。

・その流れで「こんなんも人工林なんだよ!」と言いながら、[防風林]を提示。

スライド4

   何これ!? 少なっ!

●ここで育てられた木材って、家になるための木だと思う?

   いや、何か違いそうだ…

 

<人工林は建築以外にどんなことに使われるのかな?>

・予想

  あくまでも木“材”説

割りばしなどの木製の小物用  など

立っている木の状態自体に意味がある説

防風林的な役割

・検証

   人工林:木材になる、風雪砂害の抑止

    ⇒人工林は人間の家になるだけでなく、生活自体を守ってくれるんだ!

 

●人工林ってすてきやね!じゃあ、天然林には役割はないの?(時間がなかったらカットしてもOK

   天然林:保水力が強い水資源を守るはたらき

 

 ・まとめ

   人工林は人間の家になるだけでなく、「防風林」や「防砂林」などのように生活自体を守ってくれるんだ!



6.[単元のまとめ]
≪日本の森林面積はどうしてずっと変わっていないのだろう?≫
●森林面積が”変わらない”ってどういうことだった?
  増えもしないし、減りもしないということ。
・ムーブノートで単元課題についての自分なりの結論を15分でまとめる。
ムーブノート1

・交流
  名前を非表示にして、拍手をできるようにする。
   ※わたしの場合は、コメントも不可にしてあります。
ムーブノート2


・まとめ
  みんなの結論を見て、改めて自分なりの結論をノートに書く。





 

 

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