1.
テーマの紹介
「全体像を捉えて、自分の考えたことを伝え合おう」
・全体像とは・・・その世界や人物像を豊かに想像することで捉えられるもの
(どのように描かれているか) by学習指導要領
超シンプルには「全体的にどんな話?」ということ
※ただし順を追って要約してくような「あらすじ」とは違う
<今の自分の「全体像を捉える」実力は?>
・音読CDを聞かせる
・今の自分が考えるたずねびとの「全体像」をノートに書く
(単元終わりに比較材料として使えるように、今できる最大限のものを書くように指導)
2.
<学習計画をたてよう>
●「なまえつけてよ」でつけた力はなんだった?
登場人物同士の関わり(互いに対する心情)を読み取る
・つけたい力の紹介
登場人物の心情の変化とそのきっかけを読み取る力
読者である自分が読んで感じたことや気持ちの変化を文章にまとめる力
・単元のゴールを紹介
・全体像と感想を交流しよう(ムーブノート)
・学習計画
①「つけたい力」と「ゴール」を踏まえて、どんな時間があれば良いかな?(考えさせる)
(トータル○時間 ※最大何時間なのかということも子供達と共有しておく)
②考えた案を交流する。(この時点では不毛と思われる時間の案が出てきてもOK)
<「綾」はどんな気持ちの変化が起こったのか>
<どうして気持ちがかわったのか> など…
③制限時間数と付けたい力、ゴールの3つを踏まえて、取捨選択・統合・分割していこう
※今回は、あと4時間以内とする
④学習計画決定(まとめ)
<「綾」の気持ちの変化は?>
<どうして気持ちの変化があったのかな?(きっかけは?)>
<この物語を読んで感じたことや気持ちの変化は?(ムーブノートに書く)>
<ムーブノートで交流しよう>
3.
<「綾」の気持ちの変化は?>
・範読(「綾」の気持ちがわかる叙述にラインを入れさせながら聞かせる)
・考える
※「ここにこう書いてあるから…」というように、叙述を必ず意識させる
・交流する
気持ちの変化
最初は戦争に対して無頓着だったが、
原子爆弾の被害など、自分たちが忘れず受け継いでいくことで世界中のだれも二度と同じような目にあわないですむのかもしれないと思えるようになった。
●結局、どう変わったと言えば良いかな?
↓
・まとめ
平和の大切さを心の底から感じられるようになった。
4.
<どうして気持ちの変化があったのかな?(きっかけは?)>
・音読(気持ちの変化のキッカケとなったと考えられるところを意識して読ませる)
・考える
・交流する
広島に行ったこと
出会った人との存在
●「綾」ってどんな子と思った?(オクリンクで共有)
※本時とは直接関係ないが、「全体像」を書くときのために登場人物の人柄を問う
素直な子
平和を大切にしたい子
探究心のある子
・まとめ
実際に広島に行ったことや、そこで出会った人の存在がきっかけで変わった。
5.
<この物語を読んで感じたことや気持ちの変化は?(ムーブノートに書く)>
・ムーブノートに全体像と感想を打ち込む
・全体像を書くときは、これまでの学習したこと(主人公の人物像の紹介と、その登場人物の気持ちの変化ときっかけ)を書くように指導する。
※事の成り行きを時系列でただ書くような”あらすじ”にはしない!
6.
<ムーブノートで意見を交流しよう>
※「みんなの広場」の設定を以下のように変更しておく
名前の非表示
「いいね」許可
「コメント」不可
・交流
・ふりかえり(以下の2点についてノートに書かせる)
最初の時間に書いた「全体像」と最後に書いた「全体像」との違い(自分の成長)
上手だと思った人と自分との違いは?
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