1.テーマ:事故やけがの原因

・学校で怪我をしたことはありますか?

  ⇒具体的な経験を数人に喋ってもらう

<日常の事故や怪我はなぜ起こるのだろう?>

P21のイラストに事故や怪我の危険性があるところにを付けさせる

スライド1

・理由と共に交流

(黒板中央にイラストの拡大コピーを位置づけ、左側に「人の行動」、右側に「周りの環境」と分けて板書)

事故や怪我の原因は大きく分けて2つに分けられる。どういうグループだと思う?

  「人の行動」と「周りの環境」だ。

・教科書で確かめる(p.22

  「人の行動」は“心の状態”や“体調”が影響している(1学期の「心の健康」の学習とつながる)

 

p23のワークに挑戦(5分)
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  グループ内で交流

     2)ほかの人の意見を聞いて考えたことや分かったことを書く

 

・まとめ

  事故や怪我は(人の行動)と周りの(環境)が関わり合って起こります。

 

 

 

2.

P25のイラストを提示して、この後、どうなるのか予想

スライド1
スライド2

 ア:ボールに着地して足をねんざ

   でも、もしかしたら助かるかも…(必ずしも怪我につながるとは限らない)


スライド3
スライド4

 イ:上からハンマーが落ちてくるかも

   でも、もしかしたら何も起こらないかも…(必ずしも事故につながるとは限らない)

 

実際、どうなるかわからないというのが現実。でも、できる限り防げるものは防ぎたいよね。

⇒<どうすれば事故や怪我を防止することができるのかな?>

・事故の事例としてp.26のイラストを提示

スライド5

・どうすればよかったのか考えさせる

・交流(人と環境に対するアプローチを左右、危険予測と対策を上下に分けて板書)

     ※ただし、人と環境に分けていることは伝えてもOKだが、上下の予測と対策については明示しない

(板書イメージ)

人の行動に対するアプローチ

環境に対するアプローチ

危険予測

・ゲームで前が見えてない。

・両手がふさがっているからこけたときに大けがする可能性がある

・穴があると落ちてしまうかもしれない

対策

(判断・行動)

・ゲームをやめればよかった。

・両手を開けておけば大丈夫

・穴を防いでおけばよかった。

・「穴あり!」と看板があればよかった。

 

●結局、どうすれば事故や怪我を防ぐことができるの?

  事前に危険を予測して、どうしたらいいのかということを考えて行動すること。

 

・教科書で確かめる。

  事前に危険を予測して、どうしたらいいのかということを考えて行動すること

      危険の予測    的確な判断のもとに、安全に行動すること

      (潜んでいる危険)  (対策)

 

p27のワークに挑戦(5分)

スライド6

  グループ内で交流

     3)ほかの人の意見を聞いて考えたことや分かったことを書く

 

・まとめ

  事前に危険を予測して、どうしたらいいのかということを判断して安全に行動すること

 

 

 

3.

[小学生の交通事故の負傷者数]を提示
スライド2


・この資料からわかることは?

●それぞれ、誰が悪いんだろう?

  自動車同乗中(約7千件)は大人の責任。でも、自転車運転中や歩行中(合計1万件)は子どもの責任。

    ⇒つまり、小学生の意識が変われば、事故が半分以下になるんだ!!!

<どうすれば交通事故を防止することができるのかな?>

p.30のイラストをもとに考える。

スライド3

・交流(「人の行動」と「環境」、危険予測と対策にわけて板書)

(板書イメージ)

人の行動に対するアプローチ

環境に対するアプローチ

危険予測

・前の友達しか意識していない

・追いかけているから周りを見ていない

・壁が高くて見えない

対策

(判断・行動)

・交差点で必ず止まる

・壁を低くする

・カーブミラーを付ける

 

・教科書で確かめる

  危険予測と的確な判断、安全な行動が必要なんだ(前時と一緒だな)

   + 環境整備や交通ルール作りも必要。

 

●教科書には「交通ルール作りが必要」とあるが、「ルールを作ること」だけじゃ不十分だね。交通ルールを子供達自身が知って、守ることが大切。

  ⇒交通ルールクイズの実施

     ①自転車に乗るときは、車道?歩道?   ⇒ 車道

スライド5


     ②車道を走るときは、左側?右側?    ⇒ 左側
スライド6


     ③歩道を走るときは車道側?中央?壁がわ?⇒ 車道側を徐行
スライド7


     ・その他、並走禁止や二人乗り、ライト点灯、傘さし運転の禁止、スマホをいじりながら×などのルールも知らせる。
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     ・スマホ女子高生の自転車事故を紹介

 スライド9
スライド10

・まとめ

  交通事故の防止には、危険の(予測)、的確な(判断)、安全な(行動)が必要です。また、交通事故を防止するための(環境)整備や(交通ルール)作りも必要です。

 

 

 

4.

・小学生が受ける犯罪被害で多いのは何だと思う?

  年間約2万7000件も起こっている。

スライド3

スライド4

   (大人の詐欺事件が年間1万6000件ぐらいだから、詐欺よりも子供は犯罪被害に遭いやすい)

 

<犯罪被害はどうすれば防止できるのかな?>

[小学生が犯罪被害にあった場所][犯罪被害が起こりやすい状況の例]を配布
スライド5

どんなところで犯罪被害が起こるのかな?(共通点は?)

  ・周りから見えにくい

     通報されにくい。気づかれにくい。

  ・簡単に出入りできるところ

     すぐ逃げられる。

  ・暗いところ

     通報されにくい。気づかれにくい。

  ・一人で居る場合

     通報されにくい。

 

[p.35イラスト左側]を提示・配布

犯罪被害を防止するためには、どうしたらいいのかな?

  人の行動:一人では遊ばない

  環境:見通しが良くなるように周りの木を切る  など

    [p.35イラスト右側]を提示して確認

 

・地域の人の協力や地域警察、子ども110番、見守りボランティアなどの活動があることも確かめる。

 

 

 

5.

・これまでは怪我や事故を防ぐにはどうしたらいいのかということを考えてきた。

<怪我をしてしまったときは、どんな手当てをすればよいのかな?>

・どんな怪我があるかな?

・怪我の写真から怪我の種類を知る。
きりきず
すりきず
ねんざ
やけど
打撲
突き指
鼻血


[ワークシート]配布

・正解確認

1.ねんざ・突き指 + 2.打撲

 安静・冷却・圧迫・高挙

RICEの法則:「Rest」(安静)、「Icing」(冷却)、「Compression」(圧迫)、「Elevation」(挙上))

   保冷剤をハンカチで固定して冷やすなど

3.やけど

流水や氷水につけてすぐ冷やす

4.すり傷

傷口を洗い、細菌が入らないようにする

5.切り傷

止血(傷口を心臓より高く)

※傷口が汚れているときは清潔な水で洗う

6.鼻血

小鼻を押さえて下を向く

●でも、なんでこんな手当てをする必要があるんだろう?
  素早い手当てをすることで、
    悪化を防ぐことができたり、治りを早くすることができる。

 

・自分たちだけの判断で手当をしてはいけない怪我について知る

  ・出血がひどい場合

  ・意識がない場合

  ・頭を打っている場合

 

・まとめ

  怪我の種類や程度などの状況に応じた手当の仕方が分かった。





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