※改訂版をアップしました。2021/09/11
令和3年度(2021)ver.
これからの食糧生産とわたしたち~ファーマーズマーケットに見る希望~
(指導案・発問・ワークシート)
http://shakainomado.blog.jp/archives/35931370.html
“いかにも日本の食事なのに輸入食材がないと成り立たない”というもので「天ぷらそば」は有名ですが、意外と今の子どもたちにとっては身近なものではなかったりするんですよね。そこで、それ以外で何があるのかを考えた結果、「和食定食」にたどり着きました。そして、そのスライドを最初に持ってきてインパクトを出すことも考えたのですが、
2時間目の「輸入食材がなくなると日本の今の食生活が維持できなくなる」ということを自分たちで考えて欲しいと考えたため、輸入食材のおかげで食生活が豊かになっているということの実感を伴う理解ができるような補足資料として2時間目後半に使用することにして、導入は統計データのみで、子供達がよく知っているような国との比較から日本の自給率の低さをハイライトしてインパクトを出す作戦にしてみました。
1.
復習
・これから≪米や魚だけでなく、日本の食料全体はどんな様子か≫ということを学習していくんだ!
↓
・[導入資料(パワポ資料)]を提示(下のスライドまで)
※クリックすると文字化けします。右クリックで「対象をファイルに保存」を選択してダウンロードしてください。
↓
<どうして日本はそんなに食料自給率が低いのかな?>
・予想
・検証
食生活の変化
外国産の価格が安いから国産が太刀打ちできない
→ 輸入量が増えた
働く人の減少
→食料の多くを輸入に頼ることになる。
2.
・復習
・不足分は輸入でまかなっていることを紹介。[パワポ資料]
※クリックすると文字化けします。右クリックで「対象をファイルに保存」を選択してダウンロードしてください。
<足りない部分を輸入食材でまかなうことって良いことなの?悪いことなの?>
・自分なりに考え、交流する
悪い面 良い面
・検証する
良い面
食生活が豊かになった。
・もし日本国内だけの食材だけにすると・・・この「和食定食」が・・・[パワポ]
※補足:「食が豊かになる」ということがいまいち理解できない部分があると思うので、この資料で補足説明をして、実感を伴った理解になるようにします。
悪い面
・「以前は国内の生産者を守るために輸入の制限をしていた」という文章から、逆に言うと輸入が多いことで生産者が守ることができなくなった。
・輸入食材の安全性が心配・・・(不安全)※次の時間の布石にもなるので確実におさえる
・輸入できなくなる可能性も・・・(不安定)
※補足資料:[新型コロナ 世界で感染拡大、食料供給は大丈夫?]を使ってもいいかも。
・輸送にたくさんの石油が使われていて環境に悪い
3.
・復習
輸入食材に頼ることで色々な問題が起きていることが分かってきたぞ。
●食糧自給率を上げていくためにはどうしたらいい?
日本国内のものを食べるようにする
地元の物を食べるようにする(地産地消)
・[農産物直売所売上額推移]を提示して地産地消の動きが実際に起こっていることを確認。
([パワポ資料]※クリックすると文字化けします。右クリックで「対象をファイルに保存」を選択してダウンロードしてください。)
<どのようにして人々は農産物の地産地消の割合をのばしていったのか>
・予想
安心・安全
農薬を減らして安全性をアピール
・検証
安心・安全
トレーサビリティ・システムの導入
契約生産(生産者が分かってるから安心して販売できる)
おいしさの追求
品種改良でブランド化
→つまり、日本の生産者は食料生産率で計算されるような「量」を増やすのではなく「質」を良くすることに努力しているんだ!
・実は、この日本の農作物や水産物が「おいしくて安全(質が良い)」と、世界にも口コミが広がっていて、農産物の輸出額も伸びている。⇒[食料の輸出額の変化]提示
日本の食料生産、すごいな!!
日本は食材を世界から仕入れてばかりいると思っていたが、実は世界の人達にも届けているんだな!
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