1.

 ・これからは食料生産の中でも、日本人の主食の米作りについて学習していく。

●米作りが盛んなのはどこらへんだった?(前単元の既習の確認)

[都道府県別米の生産量TOP10]を提示
 ※パワーポイント資料ダウンロードはコチラ(右クリックで「対象をファイルに保存」で保存できます)

米収穫量TOP10

   東北地方などの北日本が多かった。

 

・米作りでとても有名なのが「庄内平野」という平野。

・庄内平野ってどこらへんにあると思う?→[庄内平野 位置]提示

庄内平野 位置

 

<庄内平野ってどんなところなのかな?>

 ・[航空写真]を提示して、米作りに適していそうなところを探す。(石川県白山市と比較させる)

庄内平野
images (2)

石川県白山市
images (1)

   田んぼの1枚1枚が長方形になっている。

   大きな山がある。

   田んぼが多い・広い

 ・検証:[庄内平野と日本全体とのわりあい]を提示

   ※[圃場整備とは]を提示して、言葉の意味を確認する必要があります。
圃場整備とは

   耕地のうち水田が占める割合          →他の地域よりも田んぼが多い

   圃場整備が終わっている割合が高い→ほかの地域の田んぼよりも使いやすい

   農家の割合が多い                            →米を作っている人が多い

    ※この段階では、細かいことはさておいて、庄内平野は米作りに特化した地域だということがわかっていればOK

  

 

≪なぜ庄内平野ではこんなに米作りが盛んなのかな≫

 

 

2.

[一等米生産割合]を提示

一等米 生産割合


●この表を見て気づくことは?

   庄内平野の米はとても優秀なんだな

   何が違うんだろう?

 

<庄内平野で作る米はどうして優秀なんだろう?>

 ・予想 (「米自体の良さ」と「環境の良さ」に二分して板書)

   ※ここはこの2つの視点が出次第、早々に次に進んでください。       

もし、「米の品種」の視点が出てこなかったら、そのまま進んでもOKです。

   米の品種が良いのでは?

   庄内平野の環境(気候や地形)がいいのでは?

 

 ・検証

   環境の良さ 資料集p.38

・気候

  昼夜の気温差が大きい

      日照時間が長い

    ・水

      雪解け水

    ・地形

      平らな土地が広がっている

   米自体(品種)の良さ 教科書p.86-87

    ・もっとも多く栽培されている「はえぬき」を開発

    ・「つや姫」や「雪若丸」の開発

      ⇒これを『ブランド米』ということをおさえる。

※この「お米を売るためにブランド化する」というアイデアが5時間目の布石となります。

 

  ●「はえぬき」が良い品種なのであれば、これを全国に広めて全国でも作ったら良いんじゃない?でも、それはしない。なぜ?

    山形県が開発した品種だから、外に出さないようにしているんじゃない!?

  ・追加検証 ([山形の米「はえぬき」]配布)

    「山形県独自の気候や風土でのびのび育ち」って書いてあるので、

「はえぬき」は山形の気候や風土が重要だから、他では作るのが難しい。

 

      ⇒この品種とこの庄内平野の環境の2つともがそろっていないとだめなんだ。

※石川県にも「ひゃくまん穀」があるが、これも「はえぬき」と同様ということを補足説明してもいいかもしれません。

 

 

3.

 ・田植えの手順をさらっと提示(総合ですでに学習したので、p80-81は省略)

 ●いろいろな手順の中で共通することはありますか?

   いろんな機械を使っている。⇒「機械化による効率化」

      ⇒ということは、農業を始めるには機械を買わないと!

 

 ・[米農家 平均年収]提示 ←4時間目の布石

米農家 平均年収


 ・それぞれの農業機械の金額を提示。→総計を伝える

スライド1
スライド2
スライド3
スライド4
スライド5
農業機械 合計金額

                   機械、めちゃめちゃ高いな! ←4時間目の布石

 

 <どうやって農家の人はこれだけ高額の機械を買っているのかな?>

 ・予想

 ・検証

   共同購入だ。

   協力しているんだ。

 

 ●みんなで協力するよさは、機械を共同購入できるという面だけかな?

   勉強会をすることで、よりよいお米を作るための方法やアイデアが生まれる。

   ベテランの人がいるから、よりよい作り方を教えてもらえる。

 

(ここから知識を入れる時間になります)

・ここらへんを取りまとめているのがJAという組織だということを教える

JAの役割:栽培技術の指導、機械、肥料、消費者に届ける仕事、年金、銀行

                          ↓

                   カントリーエレベータの紹介

                                                                                    乾燥やもみすり、袋詰めして発送

 ・JAのほかに農業試験場があることを伝える。

農業試験場の役割:栽培方法や病気や害虫、土や肥料の研究、品種改良

                ※「はえぬき」などを作ったのも農業試験場

 

 

4.

・2つの資料からわかることは何?⇒[農家数と平均年齢]を提示

農家数と平均年齢

  ・農家の数が減っていっている

  ・高齢化しているから、これから増えていくとは思えない

 

<どうしてこのような問題点が出てきたのだろう?>

  ・給料が安い     

  ・機械が高い     

※おそらく、既習なので、すぐに予想ができるかと思います。

 

[1人1年あたりの消費量]を提示

●この資料からわかることと[農家数と平均年齢]から見える問題点はどうつながる?

(検証:複数の資料から原因と結果を考察する練習)

   昭和30年代と比べると、平成17年の段階でおよそ消費量が半分になっている。

   消費量が減ってるから、売れない。だから作ってもあまってしまう。だから生産量を減らしたのではないか。

※実際、1960年代後半から米が余り始めて、1969年から政府が米農家に『生産調整』をするように働きかけていた(減反政策)。2013年(平成25年)1123日、第2次安倍内閣で、2018年(平成30年)で減反政策は終了すると発表された。ということを紹介する。

 

●日本の米作りを守るためにはどうしていく必要があるのだろう?

もっとお米を食べていくことが必要なんだな。

 

 

5.

※この時間は米作りの単元を「お米作りの衰退」という暗い話で終わらせるのではなく、お米作りにも明るい未来があるということを子供たちに落とした上で単元を終えたいと思ったので入れた時間です。

・米作りが衰退をしようとしている中、米作りの分野で成績を伸ばしている企業がある。

⇒石川県の「六星」([営業利益推移]を提示)
スライド1

※パワーポイント資料はコチラ(右クリックで「対象をファイルに保存」できます)
スライド8

<どうして六星は利益を伸ばしているのかな?>

・予想

ブランド米を作っているんじゃないかな (既習から出てくるかと思います)

 

・検証(検証用資料:[六星とは]

  大規模農園をしている

  生産、加工、販売のすべてを一社でやっている

  お米のブランド化をして、普通のお米の倍の金額で売り出している。