文化の学習をする単元で、面白くない!と思ったので、

次の単元「明治の国作りを進めた人々」とくっつけて、一つの単元のように構成してあります。

 [単元イメージ]
単元イメージ




 [江戸時代末ごろのにほん橋の近くの様子][明治時代初めの日本橋近くの様子]を提示

<江戸時代から明治時代で、世の中は何がどのように変わったかな?>

 違いを見つける

  移動手段が籠から馬車に変わった

服装が着物から洋服に変わった

洋風の建物になっている

これを文明開化というんだね。

 

変わったのは目に見えるものだけかな?

  予想

   身分制度もなくなったんじゃ・・・

   天皇中心になったのでは!?

  検証

   新しい学問を学び、生き方や考え方も変わった

   身分制度が改められ、国民は平等になった。

   職業や住む場所が自由に・・・

 

このような、文明だけでなく、社会のしくみなどの社会全体における大きな変化をひっくるめて明治維新と言うんだね。


江戸時代から明治時代に向けてどのように変化したのかな?


 ・まずは、「国民の考え方」の変化から学習して、その後、「政治の仕組み」の変化を学習していこう。





 <浮世絵は今までの絵とどこが違うんだろう?>

 ・雪舟の墨絵と浮世絵を提示して、その違いを考えることができる。(配布用資料

 四季花鳥図
東海道五十三次


 調べる

版画として大量に同じ絵をすることができたこと

そのため、安く売ることができるため、多くの人が浮世絵を楽しめるようになった

 

 ●”歌川広重浮世絵の登場で、世の中はどのように変わったと言えば良いだろうか

  ・歌川広重のような下級武士でも技術で、名誉を手に入れられる人が出てきた。

  ・町人や百姓も娯楽を楽しめるようになった→身分の差が少し小さくなった

これからの時代は町人中心の文化になってきたんだな。

 

 



3.

・【Baldwinの地図】を配布&提示
Baldwinによる日本地図(1835)

1835年(人工衛星などはない時代)に作られた、アメリカ人のBaldwin(ボールドウィン)よって作られたということを紹介

・この地図を見て、感じたことは?

   なかなか上手!

   でも、北海道はちょっと違うな・・・

・その14年前(1821)に日本人が作った地図があるんだけど、日本の形はどんなんになってると思う?

きっとへたくそ・・・

・【伊能忠敬 地図】を配布&提示
伊能忠敬 地図(1821)


・この地図を見て、感じたことは?

   すごく正確!

   どうやって作ったんだろう?

<伊能忠敬はこれだけ正確な地図をどのように作ったのかな?>

予想

検証

 天文学や測量術を学び、その知識を活かした

 自費で江戸から青森への道と北海道の道を測量

        (幕府に認められて、幕府の事業として全国地図を作るように)

 72歳までに全国を測量し、その2年後になくなった。その後は弟子や友人が引き継いで完成させた。

 

 ●”伊能忠敬伊能の地図の登場で世の中はどのように変わったと言えば良いだろうか

  ・伊能忠敬のような商人でも学問で、名誉を手に入れられる人が出てきた。

 

 

  ・日本は鎖国として、貿易を制限していたことを確認する

  ・どこの国とどこの国とだけ貿易をしていたんだったかな?

     オランダと中国

  ・医者の杉田玄白と前野良沢の2人は[中国の医学書]で医学を学んで医者になった。

提示(当時の医者は、真剣に人間の体はこうなっていると思っていた)
中国の医学書


・2人はオランダの医学書[ターヘル・アナトミア]を運良く手に入れることができた。

提示&配布

(もちろん2人はオランダ語は理解できない)
ターヘルアナトミア



  ・これには何て書いてあるのかな?

  ・杉田玄白と前野良沢は辞書も何もなしで日本語訳することに挑戦し、「解体新書」を完成させた。提示
解体新書


 <杉田玄白と前野良沢はどのようにして翻訳したのかな?

  予想

   日本語をしゃべれるオランダ人を探したんじゃないか

   実際に解剖したんじゃないか

  検証

   地道に考えた

 

  とてつもなく大変な作業になることは最初からわかっていたはず。それでも翻訳しようとしたのはなぜ?

   オランダの医学書の正確さに驚いたから

   西洋の学問(蘭学:オランダから伝わった学問)の方が正しいということに気づいたから

蘭学に対する関心の高まりは幕府に対してどんな影響を与えたの?

  世界に目を向けて、政治や社会がこのままではいけないと考える人が現れ、

  鎖国制度について批判する人が現れ始めた。

 

 

  この時代、蘭学だけでなく、国学と呼ばれる学問も発達した。

(実際、オランダ語を話せる人は少ないですよね)

 <国学ってどんな学問なのだろう?>

  調べる ※予想の時間は取らない

・昔の日本人がもっていた考え方を研究しようとする学問

・天皇を尊いものとする考え方

・日本古来の考え方を大切にする国学  

 

・「日本古来」というのは、「外国の影響を受ける前の日本」ということ。最初に公的に外国の影響を受けるきっかけを作ったのは誰?

    聖徳太子:遣隋使

 日本古来の考え方ってどんな考え方?(飛鳥時代の既習が分かり易いかと思います)

・天皇を尊び政治の中心とする尊王[そんのう]

※実際は『外国を追い払う攘夷[じょうい]とが結びついた思想』もあったが、まだペリーも登場していない現段階の既習では対応できないので、触れない。

 ・この国学が幕府に与えた影響は?

    幕府が中心の政権だが、朝廷(天皇)を中心にすべきだという考え方が広がった。

 

 

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