マイナーチェンジしました。
良かったら参考にしてください。
「6年公民 震災復興の願いを実現する政治 指導案(単元計画・発問・ワークシート・資料)2018年度ver.」
   ⇒ http://shakainomado.blog.jp/archives/28324076.html 


1.
 
 ・[震災直後と3ヶ月後2]を提示&配布
震災直後と3ヶ月後2

 ・2枚の写真からどんなことがわかることや疑問に思うことは?

   上はたくさんものが散乱している。

   何があったんだろう?

   下はしっかり整備されているな。

   右側の建物や奥の建物が同じだから、同じ場所じゃないかな

 

 ・いつ撮られた写真なのかを紹介

   上は20113

   下は20116

 

 ・この情報からわかったことや感じたことは?

   東日本大震災が起こったときだから、上の写真は震災の被害の様子だ!

   たったの3か月でこれだけ復興したの!?

 

 ・実は、復興したのはここだけではない。

 [震災直後と3か月後]や、
震災直後と3ヶ月後

[震災直後と11か月後①]
震災直後と11ヶ月後2



[震災直後と11か月後②]などを提示
震災直後と11ヶ月後


 

 <どうしてこれだけ早く復興することができたのかな?>

 予想

  たくさんの人が協力したんじゃないかな?

  地元の人が一生懸命努力したんじゃないかな?

  たくさんの人がボランティアをしたということを知っているよ。

 

≪復興のために、どんな人がどんなことをしたのだろう?≫





 

2.<震災直後はどんな対応を誰がしたのだろう?>

 ・[震災直後の新聞記事]を提示、配布
震災直後の新聞記事

 ●震災直後はどんな対応をする必要があったのだろう?

   救助                                                     支援物資(食料や住居など)

 ・誰がどんなことをしたのかを調べてみよう!

 


   救助                                                    支援物資

    

     自衛隊の派遣要請                          必要な物資の準備

 

    

     自衛隊を派遣                                 必要な物資や機材の準備

     他国への救助要請

     3/12の夜までに緊急消防援助隊派遣

      ↑震災発生後の次の日!!

     3/18には10万人規模

      ↑震災から1週間!!

 

 ◎どうしてこれだけ迅速な対応ができたの?(教科書からそのわけを探そう!)

   大震災発生前からこういうときに対応するための体制ができていた。

   もとから災害救助法があった。

 

 国は人々を派遣するだけで、自分では何もしていないのかな?

 




3.<国は復興に向けてどんな取り組みを行っていたのだろう?>

 ・[大震災後の政府の動き]から考える
大震災後の政府の動き

   必要な組織が作られた

    (緊急災害対策本部、復興庁)

   必要な法律が作られた

    (東日本大震災復興基本法、復興財源確保法、被災者軽減税制関連法、復興庁設置法)

   必要なお金が準備された

    (第1~3次補正予算、復興資金)

 

 ・復興資金は5年で25兆円…

 ●これだけのお金は何に使われているのだろう?(教科書から調べる)

   ・仮設住宅の設置

   ・ライフラインの復旧

   ・がれき撤去

   ・農林水産業の支援   など

 

 

4.<県や市はどんなことに力を入れたのかな?>

 ・予想させる

   農林水産業がこの地域の売りだったから、水産業に力を入れたんじゃないかな

 ・検証する

   そうだった。

   「海とともに生きる」を合言葉に復興を決意したから

   そして、実際にたったの3か月でかつおの水揚げが再開されて、日本一に!

 

 復興したと言って良いのだろうか?

 ●どうして気仙沼市はこれだけ早く復興できたのだろう?

   ・市役所が震災復興市民委員会を設置して、気仙沼市震災復興計画を作ったから

   ・義援金が7憶もあるから、日本全国の人の気持ちがあったから

   ・ボランティアが5万人もいる!

   ・被災地に住む人以外にも、たくさんの人々が協力したんだな

 

 

 

 

5.

[気仙沼市の人口推移グラフ]を提示

<日本一になったのに、気仙沼市の人口が減り続けているのはなぜ?>

 ・予想

   また災害が起こるのが怖い

   生活環境がまだ整っていない(仕事とかがれきとか)

 ・検証

   放射線の危険性

   実際、お金が必要だから仕事のある県外に出て行ってしまう

   つまり、まだまだ生活するには不便な面がたくさん残っている(残された課題)

 

 ・それでも、そこに住んでいる人が居る。
    その人たちのために、だれがどんなことをしているのかな?

   ボランティア → 環境整備(ちょっとでも良い環境を)

   アーティスト、スポーツ選手 → チャリティマッチ、チャリティコンサート→義援金

   海外の人々

   20以上の国から救助隊

     行方不明者の捜索、医療活動、がれき撤去

   120以上の国などから

     支援物資や寄付金

   日本各地から

     ボランティア、支援物資